リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 9月 04, 2020 秀句鑑賞2020年句会報 ここに落ちるつもりだつたか牡丹雪 葉狩淳子 一片の牡丹雪が地へたどり着いた。ふつう牡丹雪の句は浮遊 している空中の描写か、もしくは地に着いた時点で作品は終り である。しかしこの句は普通終りのところから始まっている。 本当はもっと別なところがあったのではないか…、ためらうよ うに落ちた牡丹雪を見て、自問自答の作者の姿が見えてくる。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
- 10月 12, 2024 第一席寸評抄 朝日新聞 岡山俳壇 ― 選評 大倉白帆 野も山も 新緑に覆われ、 早やほととぎすが鳴き始めた。五月は夏、みずみずしい生命力にあふれた、最も麗しい月。六月はしっとりとした空のもと草花 が街路や小庭をかざります。近回りの路地にも俳句の材料はあふれています。 1 最 近 ← 8 年 前から * 俳句は季節感を大事にします。 季節がずれた場合、その他の事情などで掲載時期が遅れることがあります。 ご諒承ください。 2 最新 ~ 2017年 紙上掲載作品 *目下書き足し中。 1 直近の第一席 ● 雨の日や筍 (たけのこ) 蕨 (わらび) 煮て暮れる (倉 敷) 森永 絢子 令8・5・11・掲載 春は意外に雨が多く、雨と陽が山野の恵みを育むの である。晴れの日には採り、雨の日はゆっくり煮る。雨の日も天の恵みであり、日々好日とはこ れ。 ● 潮招き此岸 (しがん) まだまだ面白い (勝 央) 竹内 亨佑 令8・5・4掲載 潮招きとはカニの一種で、大きな爪を振って潮を招いていると見た呼び名。これが彼岸 (ひがん) から自分を呼んでいるが、まだまだ此岸(この世)に未練がある。 ● 春の川のぞく自転車かたむけて (鏡 野) 西村なほみ 令8・4・27掲載 早くも水草や小魚などの生命の営みが始まっている。それらを覗き込む様子を「自転車かたむけて」と。この単純な所作、その描写が秀句をもたらした。 ● 補強するカラスネットや花の昼 (岡 山) 佐田 京子 令 8・4・20・掲載 生ゴミを狙ってくるカラス対策。町内会役員は明日またやって来るカラスのため、防御ネットを繕っているのである。世間は花見に浮かれているお昼時。 ● ビバルディの「春」の流るる開所式... 続きを読む
会報「俳句クラシック」 - 9月 08, 2024 会報 『 俳句クラシック 』 昭和・平成・令和を生きる現代作家の軌跡――。 趣意 既発表作品を中心に、各人の作品記録を主眼とします。 1 投稿について ●特別作品 (会より依頼) 既発表作品を中心に、依頼のテーマなどに添って投稿してください。俳句の場合、通常3~10句です。 ● 一般投稿 (投句など) ■ 結社・句会等に所属していない人 :所定の応募要領に沿って投句してください。一定の基準に添い「会報」または当ブログに掲載します。掲載に至らないものについては適宜助言等いたします。 ■ 結社・句会等に所属している人 :作品投稿時に所属を明記のこと。作品掲載は原則一年以上後になります。 2 地域作家紹介・句会紹介 3 季語を考える 4 蕉風俳諧について・ほか 2024年秋 編…募集中。作品掲載は2024年11月末頃の予定。 「会報」+「ブログ」―― 『俳句クラシック』 2024夏の一句 暁や白帆過ぎゆく蚊帳の外 子規 (あかつきやしらほすぎゆくかやのそと しき ) 以後、写真などまじえ順次掲載となります。ご期待ください。 千手山広方寺山門とサルビア 続きを読む
- 12月 01, 2020 さあ海原へ ―― 白帆の十句選 令和2年11月 ■ 白梅句会 海鳴りを被る国道秋遍路 徳子 海鳴りは音だが被(かぶ) るという措辞で、潮(うしお)を被るような臨場感が生まれた。海岸沿いの国道 というスチィエーションもよい。 十日夜行き先捜す救急車 一航 田から山へ神様がお帰りになる日、十日夜(とお かんや・陰暦10月10日)。頼にもよってそんな日に、行き先がまだ決まらない救急車。 渓流の音に木々の葉染まりゆく かすみ 紅や黄に渓谷を彩る様々な木々。清らかな流れのその響きが相俟って、得も言われぬ彩りを染めてゆく。 古池や満月見あぐ鮒なまづ 陽陽空 寂びの象徴古池と花鳥風月の月に対して「鮒(ふな)なまづ」 と付けたところが俳諧。読者は、古池や蛙…の先行句を下重ね に、鮒となまづの月夜の静寂を思い描くことだろう。 杉玉の緑馨し今年酒 登 「芳しい」はしばしば目にするが…。馨(かぐわ)しの読みが、杉玉の緑をより新鮮に感じさせる。 様々なもみぢの集ふ吹きだまり 千都子 もみぢと言っても楓・櫨・蔦・銀杏・柿……と。さらに大小様々、綺麗な葉から枯葉まで。それらが集っていると捉えたところに独自の視線が感じられる。 鵯鳴くや百歳体操いちに... 続きを読む
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