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第一席寸評抄 朝日新聞  岡山俳壇 ― 選評   大倉白帆   野も山も 新緑に覆われ、 早やほととぎすが鳴き始めた。五月は夏、みずみずしい生命力にあふれた、最も麗しい月。六月はしっとりとした空のもと草花 が街路や小庭をかざります。近回りの路地にも俳句の材料はあふれています。 1  最 近 ← 8 年 前から * 俳句は季節感を大事にします。 季節がずれた場合、その他の事情などで掲載時期が遅れることがあります。 ご諒承ください。 2 最新 ~ 2017年           紙上掲載作品  *目下書き足し中。   1  直近の第一席 ● この道を行くがよろしと落椿             (岡 山) 曽根ゆうこ   令8・5・18・掲載        本の栞 (しおり) の語源は枝 (し) 折り。落椿が枝折り(道しるべ)のように感じたのだ。行くがよろしとは作者の確信。筆者は閑谷の椿山への小径ではないかと思った。 ● 雨の日や筍 (たけのこ) 蕨 (わらび) 煮て暮れる       (倉 敷) 森永 絢子   令8・5・11・掲載       春は意外に雨が多く、雨と陽が山野の恵みを育むの である。晴れの日には採り、雨の日はゆっくり煮る。雨の日も天の恵みであり、日々好日とはこ れ。 ● 潮招き此岸 (しがん) まだまだ面白い    (勝 央) 竹内 亨佑    令8・5・4掲載           潮招きとはカニの一種で、大きな爪を振って潮を招いていると見た呼び名。これが彼岸 (ひがん) から自分を呼んでいるが、まだまだ此岸(この世)に未練がある。 ● 春の川のぞく自転車かたむけて       (鏡 野) 西村なほみ    令8・4・27掲載       早くも水草や小魚などの生命の営みが始ま...